せちばる地区自治協議会

民のみよい知原づくり

0956-80-1079

世知原地域遺産


倉渕橋  ~くらふちばし~
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架橋年:大正15年(1926)完成
橋長:5.7m
幅員:4.6m
橋高:8.1m
所在地:佐世保市世知原町栗迎・矢櫃
 佐々川の本流に架かるこの橋は、長崎県最大級の単一アーチ橋。輪石の厚さを底部からアーチ頂点にかけて次第に小さくし、頂点の要石をひと回り大きく目立たせた近代的な設計技法により架けられています。扁平はアーチの曲面が軽やかに川を渡る姿と丁寧に積まれた壁石の表情が美しい石橋です。

 川岸まで下りることができるスロープが整備され橋の下には釣り場や散策スペースがあり、石橋の裏側をじっくり眺めることができるのもこの橋の特徴です。架橋から約100年経った今でも定期バスの通行を支えており、その強固な姿に当時の石工たちの優れた技術を見ることができます。
 
祝橋  ~いわいばし~
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架橋年:大正2年(1913)完成
橋長:16.3m
幅員:4.0m
橋高:11.0m
所在地:佐世保市世知原町岩谷口・吉井町橋口
世知原町と吉井町の境に架かる。里道造成が進められた時期であり、採炭鉱業もますます盛んになり、強い橋が悲願であったのだろう。親柱等はそばの神社の境内に残されているが、世知原村の刻字が見られず、地域の人々の苦労(天役)によってかけられたようだ。
 
桐ノ木橋  ~きりのきばし~
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架橋年:大正15年(1926)完成
橋長:5.7m
幅員:3.5m
橋高:3.1m
所在地:佐世保市世知原町北川内
 山口神社から佐々川支流の北川内川上流へ。洞禅寺を超えて少し登ると、田園風景の中に桐ノ木橋が現れます。北川内川の支流・小田川に架かる桐ノ木橋は、アーチや欄干、親柱なども修理の跡が見られない、架橋当時の姿を残す貴重な石橋です。橋のたもとには広場があり、石橋のアーチに直接触れることも可能。
 周囲の穏やかな田園風景や背景の山々、小田川の清流と見事に調和しており、世知原らしい美しい風景を見ることができます。広場にはベンチがあり、散策途中の休憩にもぴったりです。
 
古山橋  ~ふるやまばし~
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架橋年:大正13年(1924)完成
橋長:9.7m
幅員:3.6m
橋高:6.3m
所在地:佐世保市世知原町上野原
かつて佐世保へ向かう里道(現在の知見寺線の旧道)の一端に架かり半円の美しいアーチをなす。川の河床は泥岩で、流れによってできた流紋を流れ落ちる水の音が心地よい。
後年の橋面の工事で親柱が埋もれたままになっている。しっかりした押さえた石垣が四方に築かれ力強い。
 
山口橋  ~やまぐちばし~
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架橋年:大正14年(1925)完成
橋長:5.2m
幅員:1.8m
橋高:5.2m
所在地:佐世保市世知原町栗迎・中通
 世知原の鎮守、山口神社の参道から北川内川へ抜け、木々に囲まれた川沿いの小路へ。木漏れ日のなかを歩いていくと現れるこの橋は、炭鉱住宅と街の中心部を繋ぐ場所に架けられました。
 北川内川が佐々川本流へ合流する場所は両側が切り立った崖になっており、石橋のアーチと断崖の壁と対応した美しい姿が見られます。山口神社横のかじか河川公園では北川内川を楽しめる空間が広がり、実際に川岸に降りて山口橋を見上げることもできます。
 
丑太郎橋  ~うしたろうばし~
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架橋年:大正時代完成
橋長:5.3m
幅員:1.8m
橋高:3.0m
所在地:佐世保市世知原町長田代
 鍋田川上流の奥ノ口川に架かる丑太郎橋は、川を越えて農作業を行うために架けられた個人の橋。橋の名前も当時の地主由来のもの。他にも、世知原には「野田橋」のように個人所有で架けられた橋もあり、棚田の石橋や住宅の石塀など、世知原の石造文化が地方の方々に広く浸透していたことが分かります。
 この橋は、壁石も輪石も自然石が巧みに使われた「野面積み」でひとつひとつの石が表情豊か。目的は漆喰を全面的に使用されており、自然石ながらアーチの曲線は見事で、奥ノ口川の風景と見事に調和しています。
 
奥ノ口橋  ~おくのくちばし~
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架橋年:大正15年(1926)完成
橋長:3.4m
幅員:1.7m
橋高:2.2m
所在地:佐世保市世知原町太田
 この橋は佐々川支流の鍋田川の河口近く、弦掛観音西福寺の裏の谷に架かります。現在は道路面が消失しており、アーチ部分のみが現存している状況です。水害によって流されたのでは、と推測されていますが、アーチ部分は今でもしっかりと両岸を繋いでいます。
 実際に渡ることは難しいですが、他では中々見られないアーチの構造や技法をみることができる貴重な石橋です。足元には優雅な滝が流れ、秋には美しい紅葉に囲まれる、趣のある石橋でもあります。
 
尾崎橋  ~おざきばし~
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架橋年:明治30年(1897)完成
橋長:6.7m
幅員:3.6m
橋高:9.0m
所在地:佐世保市世知原町槍巻・上野原
 佐々川の本流のなかでも「蛇淵」と呼ばれる険しい渓流に架かるこの橋は、世知原町内に現存するもっとも古い橋。橋の両側は10m近くある急峻な岸壁で、当時の架橋の困難さが想像されます。
 両岸の壁を加工して石橋の土台とし、輪石(アーチ部分の石)の材料には安山岩系の石を使用した伝統的な技法に従って構築。輪石の上に積み上げられた壁石は、アーチが幾重にも重なったような珍しい積み方がなされています。石橋の積み方は橋によってさまざま。他の石橋と見比べてみるのも石橋の楽しみ方のひとつです。